ビックリするほど細くて短い1年目甘草!!
塩山地区担当の山田です。
5月7日に
1年での甘草の根の大きさや長さを知るために甘草の収穫作業を実施。
今回は、去年8月に、植え付けした甘草を約10株収穫。
グリチルリチンが含まれている主根及びストロン(根茎)を切らないように
収穫作業を実施。(スコップ等使用して約1時間半実施)
収穫した甘草の主根の長さは、約50cm、太さ5mmでした。
春になってから新芽から新しい葉が出てきていたので主根も
それなりに大きく成長していると思っていたが、細く短い根であった。
中には、
根がついていない甘草
新芽がついていない甘草から根がついている甘草
もありました。
因みに、下の写真は平成25年に栽培して去年の12月に収穫をした甘草です。
太さも長さも倍以上に!!
今回、1年目の甘草の大きさと長さを収穫してあまりの細さと短さに驚きました。
短く細かったが甘草独特の甘みのある臭いはあることがわかった。
それと同時に、収穫期間が2年以上経過しないとグリチルリチンが含まれている主根が薬用として使用されない理由も実際に収穫してわかった。
また、これから半年で、上記の写真のように大きく成長すると思うと驚くばかりです。
今回、このブログを見ていただき自分も含めて皆さんに、甘草の主根の成長過程を知って興味を持って頂けたら嬉しいです。
甘草に関する取り組み(栽培状況等)についてを、情報発信をしてこなかったので、
2年目の今年からは、皆さんに少しでも甘草に興味を持っていただけるように情報発信をしていきたいと思いますのでよろしくお願いします。
また、甘草の栽培等に関するお問い合わせに関しては以下へ
のご連絡をお願い致します。
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〒404-8501 山梨県甲州市塩山上於曽1085-1
甲州市役所産業振興課 商工担当 林 正樹
TEL 0553-32-5092 FAX 0553-32-5174
E-mail hayashi-msk@city.koshu.lg.jp
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甲州市勝沼町菱山の敬老会
勝沼担当山口祐子です。
3月5日(土)に毎年恒例の敬老会が開催されました。
いろんな地区で敬老会は開催されているそうですが、中でも一番歴史のあるのは菱山地区。
明治37年から続いており、今年で112回目。
参加資格は75歳以上。今年は女性132名、男性85名、合計217名!
運営は実行委員会形式で菱山地区の方々が担当しています。
そして、テーブルには乾杯用に葡萄酒が並んでいました。
地域の農家の人たちが持ち寄ったぶどうで仕込む甲州ワインが乾杯用のお酒として毎年寄付されているそう。この日も、同じ地区にある共同の醸造所、菱山中央醸造で前日に瓶詰めされた、出来立てほやほやのワインがテーブルに並んでいました。
小学生がリコーダーの演奏をしたり、地元の人が三味線や、舞踊を披露し年長者に楽しんでもらう。「地域の人たちが年長者を大切にする」という文化が根付いているなあと感じました。これからも末永く続いてほしいです。
田野十二神楽
1月11日、大和町田野地区の小正月行事として受け継がれてきた県指定無形民俗文化財の「田野十二神楽」が開かれ、今回ご縁があり12の舞のうち「姫の舞」を躍らせていただくことになりました。
田野地区に継承される「十二神楽」は、明暦2年(1656)頃、当時流行していた伊勢参りができない人のために、伊勢の国から移したものといわれ、伝説では、天照大神が岩戸に隠れたとき祈祷に舞った神楽ともいわれています。
「あきらかに練習時間が足りない・・・」。
変な汗が出てきましたが、口を動かしてもどうにもなりません。とにかく本番までやらなきゃいけないことをやるだけです。
毎夜、午後7時から田野公民館に集まり、それぞれの舞ごとに練習。練習後は小さな打ち上げを30分ほど行い、時に地域に伝わる神楽への想いを聞きながら、田野の皆さんと交流させていただきました。
昔は地区の若者たちが中心となって行っていた神楽ですが、若者の移転などで演者の高齢化が進んでいます。また、後継者不足により、次世代の担い手を見つけるのに苦労しています。
今回の演者の中にも田野と所縁(ゆかり)はあるものの、現在は勝沼や山梨市に住んでいる方々が戻ってきて、それぞれの舞を担当されていました。
だからといって、別の地区の方に参加をお願いするのも難しい状況なのだそうです。
そうした中であくまで「新住民」ともいえる自分にお声がかかった次第でした。
練習は、1月5日から9日の期間で行い、それぞれの舞を練習するため、実際に踊れるのは20から30分程です。
「これではとてもじゃないが本番まで間に合わない!」と感じ、自宅の部屋で、過去の神楽の模様を見ながら練習に励みました。
そして本番当日。
まずは、昔からの仕来りで、お風呂に入り身を清めました。そして、どんど焼きが行われる景徳院駐車場に移動し、お神酒を頂きつつ獅子の舞が始まりました。
私が出演する「姫の舞」は2番手なので、一足先に田野公民館へ向かいました。
披露の時間が近づき、いよいよ姫装束に着替えです。
心臓はバクバク。一緒に姫の舞を舞う方の冗談で一瞬気は紛れるものの、すぐに心臓は鼓動を早め、緊張感いっぱいのまま出番を迎えました。
太鼓や笛の音色、皆さんとの間合い・・。あっという間の出来事でした。
うまく踊れていたのでしょうか? 皆さん「お疲れさん!」「上手に踊れていたよ!」と声を掛けてくれました。
練習に参加してきた身からすれば、悔しさの残る舞となってしまいましたが、その一方で、地域文化の重みを感じることができた貴重なひと時であったことは確かであります。
でも、これでひと段落。
その後は、他の舞をゆっくり見ることが出来ました。
神楽終了後は、田野地区のお母さん達が用意していてくれたご飯をおかずに打ち上げです。
その席上、地元の皆さんの神楽に対する熱い想いを聞き、「ただ残すのではなく残すからには質の高いものを継承しなければ」と、神楽に携わる姿勢を問いただすことが出来ました。
最後に、宮本地区に住む自分に伝統芸能に触れる機会を与えてくれ、また暖かい目で見守ってくれた田野地区の皆さんには本当に感謝をしています。
もし、再び参加の機会を頂いた際は今年の経験を生かして神楽に取り組み、伝統文化継承の一助となれれば嬉しいです。